土質及び基礎部会

◆ 土質に着目した宅地造成設計のポイント 大長欣弘
内容の概要: 大規模な宅地を効率的, 経済的に造成するためには, 土質工学の知見に基づくきめ細かい設計が不可欠です。そこで, 山地や丘陵地の造成に関しては法面の崩壊や濁水の流出を防ぐ技術を, 軟弱地盤が分布する低地の造成に関しては沈下による建物・擁壁・ライフラインの機能障害を防ぐ技術をそれぞれ提供します。さらに, 長期間にわたる造成工事において投資効果を高める土質調査の進め方を提言します。

◆ 地盤調査資料の活用法 大長欣弘
内容の概要: 地盤調査等に携わっていない者にとって、地盤調査資料の工学的性質を理解し、その活用法はとっつきにくいものです。理由は対象地盤が均質性に欠ける自然生成物であり、かつ調査手法も多岐に亘っているためです。そのために① 地盤の工学的性質の理解、② 標準貫入試験、そして③ 地盤調査資料の設計への適用と項目を大きくまとめ、例えば土質柱状図の見方から構造物基礎設計まで、初心者から上級者までを満たす内容で説明します。